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こんにちは!くま子です🐻
ワタクシゴトですが、先日第一子を出産しました。
「無痛分娩よな!?」って思うほど痛すぎて雄叫びと共にナースコールを連打し、親子手帳に書かれた分娩時間は約23時間。
やっと終わったと思ったら、胎盤癒着のため手で胎盤を掻き出される処置が1時間ほど続き、出血多量で輸血開始。
さらには「まだ胎盤残ってるかも」と救急車で岡山大学病院へ搬送されるというコードブルー状態へ。
子どもが無事生まれた喜びの一方で、心も体もボロボロで「こんなはずじゃなかった」という思いに押しつぶされそうでした。
(費用も余計にかかったし…😢)
体は思うように回復せず、モヤモヤは手のつけられないイライラへと変わり、家族に当たり散らす日々…
そんな気持ちを和らげてくれたのが『岡山市の産後ケア制度』です。
私が調べたときは、口コミなどあまり情報がなくて不安でした。
同じように悩む妊婦さんや産後ママに役立てばと思い、岡山市の産後ケア制度の内容や実際に使ってみた体験談をまとめてみます。
今回は直売所や道の駅とはあまり関係のない内容ですが、お付き合いいただけるとうれしいです!
- 出産直後〜数か月のママ
- これから出産予定の妊婦さん
- パートナー・家族でサポートを考えている人
岡山市の産後ケア制度について

岡山市の産後ケアの種類、申請・利用方法、費用について簡単にまとめてみました。
産後ケアの種類(宿泊・日帰り・訪問)
岡山市の産後ケアは3種類あります。
①宿泊ケア
- 病院やクリニックに泊まり込みで利用するタイプ。心身の回復サポートや、授乳・育児の相談がじっくりできます。
②日帰りケア
- 日中だけ病院やクリニックに通ってサポートを受けるタイプ。宿泊は難しいけど「プロに見てもらいたい!」というときに便利です。
③訪問ケア
- 助産師さんが自宅まで来てくれるタイプ。外出が大変な産後すぐでも安心して利用できます。
ちなみに出産した病院やクリニック以外でも利用可能なんです!
私自身も、出産した病院・宿泊ケアを受けたクリニック・訪問ケアで来てくれた助産師さん…ぜんぶ別でした😊
申請・利用方法
申請方法は岡山市HPに掲載されていますが、押さえておくべきポイントを書いておきます。
👉産後ケアを利用できるのは、産後1年未満の赤ちゃんがいる岡山市に住民票がある母親です。
👉産後ケアの利用申請は出産予定日2か月前から、実際に利用する前の間に申請可能です。
利用申請をすると、岡山市から【産後ケア事業利用申請受理通知メール】が送られてきます。

👉出産後、通知メール内URLをクリックして出産日修正をします。

ここがポイント!
出産日修正をしてないと、産後ケアが利用できんよ!
ものすごく簡素なポータルページなので、逆によく分からなくて混乱しました🤣
実際に産後ケアを利用する前には、毎回ポータルページでの申請も必要です。
利用回数上限と費用
宿泊・日帰りの産後ケアの利用上限は、1回の出産につき宿泊・日帰り合わせて7日以内です。
(多胎児の場合は10日以内)
宿泊は、退院する日もカウントされるので注意!
例えば2泊3日で宿泊の産後ケアを利用する場合、3日目の朝に退院することになるので、3回でカウントされます。

ちょっと分かりにくかったんよなぁ…
訪問の産後ケアは、宿泊・日帰りとは別で3回まで利用できます。(多胎児の場合は5回まで)
費用は病院やクリニックによってバラバラだし、オプションサービス(マッサージとか)を利用することで自己負担額は増えることがあるので、岡山市HPや実際に利用する施設に問い合わせチェックしてください!
ちなみに、2025年度の利用料金一覧はココをみてね。
※2025年9月時点の情報なので、最新情報は岡山市HPでご確認ください。
岡山市の産後ケア(宿泊・訪問)を実際に利用したリアルな感想

出産後の私は、まさに満身創痍でした。
・約23時間の長時間分娩
・胎盤癒着と掻き出し処置
・多量出血&岡大へ搬送
・全身のむくみや骨盤の痛み
・睡眠不足による疲労とストレス
とにかく体がズタボロだったので退院直後から日常生活もままならず…
産後ケアをフル活用して現在も継続中な私のリアルな感想です!
【宿泊】ももレディースクリニックでの6泊7日体験記
分娩をした岡山中央病院ではなく、ももレディースクリニックで宿泊ケアを受けた理由はただひとつ。
岡山中央病院は高い。
岡山市の助成金を使っても1泊13,000円します。

払えるか~✋
そこで、助成金で1泊5,000円の「ももレディースクリニック」に決めました。
結論からいうと、本当に利用してよかったです✨
【宿泊】ももレディースクリニックのここがよかった!
- 電話対応が丁寧で安心
- ベテラン助産師さんの心優しい声かけ・サポート
- 母子同室が絶対ではなく、赤ちゃんを預けられる
- 頻回授乳のサポート
- 授乳室でミルクを作ってもらえる(岡山中央病院はほぼセルフ)
- 足湯やマッサージによるむくみケア
- 沐浴練習は希望すれば何度でもOK
- 食事
- 面会の出入りが自由でラク
- 退院日に子どもの写真&メッセージ動画を無料撮影
『助産師さん』『むくみケア』『食事』の3つに絞って詳しく書いていきます!
まず、何より心強かったのは助産師さんたち。
みんなベテラン揃いで「大丈夫だよ」「お母さんが一番だよ」と寄り添ってくれました。
最初は「2~3時間ごとに授乳」という岡山中央病院スタイルとは違う「欲しがったら授乳してOK」という方針に戸惑いました。
でも「いつでも授乳室においで」と言ってくれたおかげで、深夜の授乳も頑張れました😢
「辛いときはミルクに切り替えても大丈夫」「完全ミルクでもOK」と言ってくれる助産師さんもいて、肩の力がスッと抜けました😊◎
次に『むくみケア』です。
出産時の多量出血のせいで、全身がパンパンにむくんでた足を見てほしい…

千と千尋の神隠しに出てくる大根の神様みたいだった😇

助産師さんたちにも久しぶりにここまでのむくみを見たと言われる始末。
見かねた助産師さんが「足湯してあげる」とバケツを持ってきてくれました😢✨
シャワーしかできず血行も悪くなっていたので、この足湯がどれだけ気持ちよかったことか…
最高に癒されました。

そして、マッサージを提案してくれたんです。
ももレディースクリニックで出産すれば無料で受けられるみたいですが、私は産後ケアのみ利用したので有料(40分6,000円)だったけど、背に腹は代えられない。
ガチめの強揉みでゴリゴリ流してくれたおかげで、日ごとにむくみが改善していきました😊✨
最後に『食事』です。
家庭料理風でホッとする味や見た目で、朝昼夜に加えておやつと夜食もあります。
👇朝ごはん一例

👇昼・晩ごはん一例

👇おやつ・夜食の一例

部屋にこもっているだけなのに常に食べていて、途中から「カロリー大丈夫か…?」と焦りつつも完食🤣
【宿泊】ももレディースクリニックのここが気になる…
さて、続いてちょっと気になったポイントです。
こんな些細なことは気にならない人が多いかもしれませんが、私は気にしすぎな性格なので、一応シェアさせてください!
- 部屋が狭い
- ベッドがやわらかすぎる
- セキュリティがやや心配
まず『部屋が狭い』について…
これは私が岡山中央病院の広々とした部屋を知っているから余計に感じたことです。
通常の部屋は、古いけど清掃が行き届いてるビジネスホテルのシングルルームという印象。
(これとは別に特別室があるみたい)

面会に来た夫と、コットに乗った赤ちゃんが部屋に入ったらぎゅうぎゅう…
ゆっくり座る場所がない。
部屋で大人2名以上の面会するのはちょっとは厳しい気がしたので、オープンスペースを使わせてもらうといいと思います!
次に『ベッドがやわらかすぎる』問題も、完全に個人的なマットレスの硬さの好み🤣
6泊したもんだから、途中からやわらかさが気になり寝られなくなって困りました…(神経質すぎる🤣)
洗面台はシャワールームではなく部屋の中についてます。

シャワーとトイレはこんな感じです。

最後に『セキュリティがやや心配』というのが気になったポイント。
部屋の扉に「シャワー中」「授乳中」のプレートがあるんですが、内カギがないので、プレートを出していても食事は運ばれてくるし助産師さんも入ってきます。
(もちろんノックはしてくれる!)

プレートの意味は?✋
シャワー中でもおかまいなしに食事は机の上に置かれるので、貴重品はセーフティボックスに入れておきましょう。
外からはカギがかけられるので、授乳室へ行くときなどはカギをかけよう!!
【宿泊】あってよかった持ち物リスト
産後ケアを利用前に、ももレディースクリニックと日程や持ち物リストの確認を直接電話して確認しますが、これは持参しておくと便利だったというものを書き出しておきます◎
- ボックスティッシュ(部屋にティッシュがないからめちゃくちゃ不便!)
- ウエットティッシュ
- 台ふき(洗面台周りがびしょびしょになる)
6泊7日の宿泊ケアを終える日、助産師さんと涙ぐみながらハグしてしまうほど…(情緒どうなってる?🤣)
本当に「利用してよかった」と心から思える体験でした!!
この産後ケアのおかげで夫も仕事に集中できたみたいです◎
【訪問】ご近所で見つけた助産師さんは神だった!

宿泊ケアの上限回数使い切って退院し、自宅での育児が始まったのですが、正直「拷問」レベルでした。
とにかく寝れない。
赤ちゃんは1~2時間ごとに泣いて起きるし、授乳から寝かしつけまで1時間半もかかっていたので、ほぼ寝ずに世話をしている状態でした。
実家から母が1週間泊まり込みで手伝いに来てくれたけど、体の痛み・疲労・睡眠不足はとっくに限界を超えており、つい実母に当たり散らす始末…

ここまで寝れんもんなん?
すがる思いで連絡したのは、近所の助産院。
これも岡山市HPから産後ケア利用可能施設一覧を見て探しました。
初めて助産師さんが我が家に来てくれた日。
私はすっぴん、髪ボサボサ、パジャマ姿のまま…。
事前にLINEで「そのままで大丈夫ですよ」と言ってくださっていたので、完全にズタボロの姿でお出迎えしました🤣

今考えてもホンマにひどい姿だった…
助産師さんがケアしてくれたのは主に3つ🤟
『①育児相談』
最初に今の状況や困っていることを話すのですが、情緒不安定な私はぽろぽろ涙が出てきてしまい…
助産師さんは「大丈夫。よく頑張ってるよ」と、うんうんと優しく話を聞いてくれました😢✨
実母には「赤ちゃんが寝ないのはあたりまえ」「仕方がない」といった励まし方をされていたので、私が欲しかった共感の言葉が身に沁みました…
『②おっぱいマッサージ』

おっぱいがどれくらい出ているのかよくわからなかったので、授乳前後で赤ちゃんの体重を測定をして、量が足りているかチェックしてもらいました。
おっぱいマッサージをしてもらった瞬間「えっ、こんなに楽になるの!?」と衝撃でした。
溜まっていた母乳がスーッと流れて胸がふわっと軽くなり、その日を境におっぱいがより出るようになったのを実感!
「赤ちゃんも飲みやすいおっぱいになったよ」と言ってくださって、本当に安心できました😢✨
『③オイルマッサージ』

最後に、アロマオイルを使った手足のマッサージ。
ずっと授乳や抱っこで肩も腕もパンパンだったけど、じんわり血流が良くなる感覚に思わずウトウト…。
「自分の体をこんなに大切にケアしてもらったのは久しぶり…」と涙が出そうなくらい嬉しかったです。
マッサージ後は心も体も軽くなり、「赤ちゃんを抱っこしたい」と前向きな気持ちになれました😢✨
施設や助産院によってサービス内容は違うと思いますが、私にとっては本当に神のような存在!!
気になる人は、まずは問い合わせてみるのがおすすめです!
余談|岡山中央病院のご飯は格別でした

驚くなかれ、これは岡山中央病院で実際に出た食事の写真です。
しかも朝食🤣豪華すぎるわ🤣
👇昼ごはん・おやつ一例

👇晩ごはん一例

噂どおりの豪華でレストラン並みの食事が毎回楽しみでした!
お祝い膳もめちゃめちゃ豪華!!✨


だけど、終わってみれば正直こんなに豪華じゃなくていいから出産費用を安くしてくれ…という気持ちになりました🤣
これから産後ケアを利用する人へのアドバイス
最初に書いた通り、私は出産した病院・宿泊ケアを受けたクリニック・訪問ケアをすべて違う施設で利用しました。
これから産後ケアを利用する人へのアドバイスできることがあるとすれば、ひとつ。
👉出産と産後ケア(宿泊・日帰り)はできれば同じ施設を選ぶのがおすすめです。
出産前後の体調や経過を施設側が把握してくれているので、説明が不要でスムーズにケアを受けられると思います。
どの施設にもそれぞれの良さがあります。
自宅から通いやすい・訪問に来てもらいやすいといった利便性も大切!
もし可能であれば出産する場所を決めるときに「産後ケアも視野に入れて選ぶ」ことを意識すると、より安心して産後を過ごせると思います😊
まとめ|産後ケアは特別なことではなく、もっと気軽に使っていい
産後ケアを利用したことで、心も体も少しずつ回復し、気持ちに余裕を持って育児と向き合えるようになりました。
そのおかげで、赤ちゃんと一緒に直売所めぐりなど、私らしい楽しみを取り戻せています😊
岡山市にはもっと助成金を出してもらって、もっとたくさんの人が気軽に産後ケアを使えるように頑張ってもらいたい!🔥
今回紹介した「宿泊ケア」「訪問ケア」だけでも本当に助けられましたが、実は岡山市にはこれ以外にもシルバー人材派遣による産前産後応援事業という制度があります。
家事や育児をお願いできるサポートで、利用してみるとまた違ったありがたさがありました。
次回はその体験を「産後ケア第2弾」として詳しく書いていきますので、気になる人はぜひチェックしてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!